冬至は、1年で最も夜が長く、昼が短い日。
ケルトの伝統では、Yule(ユーレ)と呼ばれるこの日は、
外側にある光(太陽)の代わりに、自分の内側にある光を見つめます。

自然界では、植物が枯れ、一見、死んだように見えますが、
地面の中には、種が宿っています。

外の世界とは、全く異なる大地の内側にいるその種は、
春に発芽するその瞬間まで、夢を見ます。

私たちは冬眠はしませんが、寒くて、日の短い冬は
元気に駆け回る子供たちを除いて、家に篭りがち。

夜の長い冬の時期は、夢見に最適です。

カバラの伝統では、この時期はキャンドルに火を灯し、
自分の体の透明な部分(爪、瞳、etc)見つめて、瞑想し、
かつて透明で、宇宙を全て内側に包括するほど巨大な存在、
「アダム・カドモン」だった頃を思い出すのだとか。

今年はコロナの影響で、例年より夢を見る時期が長かったかも
しれませんが、長く夢を見た分、よい意味で大きな変化が
来年は訪れることを祈る、暗くて長い夜の日でした。